品質薬事部

オリンパス テルモ バイオマテリアルでは、社員が仕事と子育てを両立し、能力を十分に発揮できる環境作りや、女性がイキイキと活躍し、中長期のキャリア形成が行える企業文化の醸成に取り組んでいます。
本ページでは当社で活躍している女性社員のインタビューをご紹介します。

品質薬事部開発品質グループリーダー

品質薬事部

オリンパス テルモ バイオマテリアルに入社された当時から現在に至るまでのキャリアと、現在の品質薬事部開発品質グループリーダーとしての役割について教えてください。

入社当時は工場にて品質管理を担当し、工場の品質マネジメントシステムの構築と、品質・環境検査、滅菌バリデーションを担当していました。当時は分社化に伴い、自社工場ができて間もない時期でしたので、一からISOを勉強し、工場内の品質マネジメントシステムを構築する必要があり、大変だったことを覚えています。それに加え、製品の品質・環境検査、製品の滅菌に係る業務なども担当し、大変ながらもやりがいのある仕事に従事していました。その後工場の静岡移転を機に、工場勤務から現在の所属である品質薬事部へ異動になりました。
品質薬事部では、全社的な品質マネジメントシステムの構築、薬機法に関連する業態管理、外部委託製造所の管理等を担当しています。現在所属する開発品質グループでは、開発製品の法令順守はもちろんのこと、より良い製品を迅速に製品化できるよう、開発品質マネジメントシステムの改善を開発部門と協力しながら実施しています。またその一助となるよう、社内のDX化も自部署のミッションとしてとらえ、全社へ展開する役割を担っています。

異動などを経て多くの経験をされており、オリンパス テルモ バイオマテリアルを熟知されていらっしゃいますが、今もなお入社当時から変わらない仕事の価値観や、仕事をする上で大切にしていることなどありますか?

「次工程はお客様」という考えをいつも持って仕事をするよう心がけています。現在所属している部署は間接部門のため、直接的なお客様とのやり取りは少ないですが、より良い品質の製品を最終的にお客様に届けるためには、全ての工程において全ての関係者が自分の仕事の責任を果たすことが大切と考え、自分が担当した仕事に対して、次工程の人が使いやすいものになっているのかを意識しています。そのためにはコミュニケーションを大切にし、部署間・個人間での認識の相違をなくし、同じ方向を向いて仕事ができるよう心がけています。

反対にグループリーダー(管理職)に就いてから感じた変化について教えていただきたいのですが、グループリーダーとしてのやりがいや良かったこと、逆に難しさや戸惑ったことなどあったでしょうか?

今までは自分に与えられた仕事をがむしゃらに頑張っていれば良かったのですが、グループリーダーになってからは、何のためにこの仕事をしているのかをまず自分で消化(理解)して、目標やビジョンをメンバーに理解してもらわなくてはいけません。その上で自分が担当する仕事、メンバーに担当してもらう仕事を割り振りますが、メンバーによって得意・不得意な分野は異なりますし、かと言って得意な分野の仕事のみを任せていては成長につながりません。その適度な頃合いを見つけ出すのがとても難しく、現在も模索中です。逆にそれがピタッとはまり、メンバーが仕事で良い評価をもらうことができた時は良かったと思いますし、そこにやりがいを感じています。

グループリーダーとしてご活躍されている傍らで、プライベートでは3児のお子様を持つワーキングママでもいらっしゃいますが、仕事と育児の両立においてこれまで苦労したことや大変だったことを教えてください。

コロナ前は週5出勤が日常で、会社に行かないと仕事ができないことが当たり前でした。子供が3人いると、家族全員が万全の体調でいることが結構大変で、代わる代わる風邪やインフルエンザ、水疱瘡にかかるという「あるある」な状況が頻繁に起こります(笑)。自分の都合だけではどうにもならない中で、仕事の調整、家族の看病や家事などをこなすことはやはり大変でした。
夫も仕事が忙しく、平日はどうしてもワンオペになりがちです。すべてを1人で完璧にすることはできないため、今は家族みんなでそれぞれできることを手伝ってもらっています。
仕事と育児を両立できているのか自信はありませんが、仕事も育児も1人で頑張りすぎずに、家族みんなでお互いができる時にできることをフォローし合うことで回っていると思っています。
現在進行形でバタバタな毎日を送っていますが、自分にはこのスタイルが合っているのかなと思います。

オリンパス テルモ バイオマテリアルは「子育てサポート企業」の中でも特により高い水準の取組を行った企業として、厚生労働大臣より「プラチナくるみん」の認定を受けております。仕事と育児の両立に際して、会社の制度やサポート体制について感じたことを教えてください。

現在は子供も少し大きくなり手がかからなくなってきたため、短時間勤務制度を利用していませんが、復帰後に短時間勤務制度と在宅勤務制度を利用できたことはとても大きかったです。
通勤に1時間20分ほどかかるため、保育園の送迎などフルタイム勤務では到底やりきれない部分があったのですが、会社のサポート体制があったからこそ続けられたと思っています。
OTBでは、仕事と育児の両立に対して理解し、サポートいただける風土があると思っています。3人目の妊娠出産の際は、産休育休を取ること、仕事を続けるか悩みましたが、上司に相談したところ快く「頑張ってきてください」と言ってくださり、とても心強かったです。
OTBでは男性社員の育休取得にも積極的に取り組んでいるため、育休を取られている方もいらっしゃいます。性別に関わらず、休みを取ることに対する不安はあると思いますが、会社が積極的に推奨してくれることで、社員の皆さんが育休を取りやすい環境になっているのだと思います。

「女性活躍推進」についてどのようなお考えをお持ちでしょうか?オリンパス テルモ バイオマテリアルにおける女性の活躍やキャリア構築について感じていることがあれば教えてください。

仕事中の様子

女性だけに限らず、キャリア構築の考え方は人それぞれですし、その時々の自分の置かれている状況で優先順位が変わってくるものだと思います。特に女性はライフステージの変化によって将来のキャリアに対する考え方も変わるため、他人と比較せず自分のライフスタイルを考慮しつつ、働く意義やキャリアプランを考えてみると良いのではないかと思います。以前は特にキャリアについて深く考えることはありませんでしたが、数年前に人事総務部が開催している「女性社員向けキャリア研修」に参加し、自身のキャリアを考える良いきっかけになりました。その中で今までの自分を振り返り、周りからどのように思われているかを知り、将来はどのようなキャリアを構築したいのか、じっくり考えることができました。数年先に自分がどうなっていたいかを考えるカリキュラムもあり、ライフステージの変化と共にキャリアを見直して良いのだなという気持ちにもなりました。女性特有のライフステージの変化によって、何かを諦めなくてはいけないとは考えてもらいたくないです。両方を充実させる方法を一緒に考えて行けるように、お互いのことを話せる交流の場を作り、自分自身の強みや役割などを認識できる機会を作るお手伝いができればと思います。

色々と貴重なご意見ありがとうございました。
最後にリフレッシュのために大事にしている趣味や時間があれば教えてください。

写真が趣味と言えるほどの技術や上手さはありませんが、子供がいると写真を撮る機会が多くなります。その写真を子供や祖父母を含めた家族の誕生日やイベントごとに、色紙にコラージュしてプレゼントすることが楽しみです。子供たちみんなが自分の写真がたくさん載った色紙を嬉しそうに見てくれます。過去のものを見返す楽しみもあり、成長を感じるきっかけになっています。
大切にしている時間は、食事の時間です。食事の時間に、今日学校であった楽しかったこと、嫌だったことなどを子供達から教えてもらいます。私も仕事で上手くいったこと、失敗してしまったことを話します(笑)。
毎日聞くことで子供の変化にも気づくことができますし、自分も話すことで気持ちがすっきりしたり、慰めてもらえるので、とても良い時間になっていると思います。

オリンパス テルモ バイオマテリアルは子育てサポート企業として「くるみんマーク」「プラチナくるみん」を取得しております
「くるみん」「プラチナくるみん」認定取得