活躍する女性社員インタビュー人事総務部

オリンパス テルモ バイオマテリアル(以下、OTB)では、社員が仕事と子育てを両立し、能力を十分に発揮できる環境作りや、女性がイキイキと活躍し、中長期のキャリア形成が行える企業文化の醸成に取り組んでいます。
本ページでは仕事と育児を両立し、活躍している女性社員のインタビューをご紹介します。

人事総務部

入社前の仕事とOTB入社を決めた理由を教えてください。

前職は600名ほどの社員数の資産運用会社人事部で、給与計算・社会保険事務・福利厚生などの業務を担当しておりました。部内でのジョブローテーションなどもなく、このまま同じ業務を続けて行く自分の未来を想像できず、もう少し業務の幅を広げ新しいことにもチャレンジしてみたいという思いから、約12年ぶりに転職を決意しました。
OTBを選んだ理由は、これまでの自分の経験・強みを活かしつつ新たに制度の企画などにも携われる点、また人工骨などの生体材料や再生医療に関する研究開発、製造・販売を一貫で行っており、社会貢献度の高さも魅力的でした。

現在の家族構成を教えていただけますか。

夫と娘1人の3人家族です。
娘はこの4月(2024年)から小学生になります。

子育てや仕事でこれまで苦労したことや大変だったことを教えてください。

どれもこれもその時々は本当に大変ですが(笑)、振り返ると一番辛かったことは、前職においてあるプロジェクトが走っていた時に、終日PC前に張り付くような毎日を過ごし、当時3~4歳だった子供に構ってあげられない生活や平日一緒に夕飯を食べることができない生活が2年くらい続いた時は、傍にいながらも子供の成長を日々見届けることができない自分には情けなくなり、転職を考えるきっかけの一つになったかもしれません。仕事に対する責任感が強い分、自分のことや家庭のことが追い付かず、子供にも寂しい思いをさせた時期だったと思います。
今現在も、基本的には夫が仕事で不在が多くワンオペが日常的ですので、幼稚園や習い事の送迎、日々の家事をこなすとなると毎日が時間との勝負で、結果的にできないことが積み重なっていく日々です。始めは、できない自分やサポートしてくれない家族などに苛立ちもありましたが、色々求めても自分や家族を苦しめるだけと気づき、またここ数年、毎年の健康診断にて病気が見つかるなどもあって、勝手ながら今は自分の「限界」を決め、その範囲でできることをやるようにしています。周りから見れば「足りない」と感じることも多いかもしれませんが、それに対し家族も理解してくれていると思いますので、以前と比べ子供と過ごす時間を優先にした現在の日々は充実感があります。

仕事と育児の両方に関わる中で、やりがいとモチベーションを保つ秘訣があれば教えてください。

これまで「育児」を理由に仕事を疎かにしてきたことはなかったという自負はありますし、働いている自分自身のことは好きですので、仕事と育児の両立は大変ながらも、精神衛生上、バランス良く両方と関わる方が自分には合っていると思います。
働き続けることで経済的にも自分のキャリア的にも様々な選択肢が増えますので、仕事を通じて得たスキルや人との出会いは今後の自分のキャリアにも活きるものとして、苦労を上回る「自己満足」の方が大きいです。
また、家族で旅行したり、好きな物や趣味を満喫したりできるのも働き続けて得られるご褒美として、モチベーションの一つになります。

仕事と育児の両立に際して、OTBのサポート体制やフォローについて感じたことを教えてください。

日常的に子供の送迎が発生していますので、在宅勤務制度とフレックス勤務制度を活用することで、短時間勤務制度を利用することなく業務できることには感謝しております。
OTBでは、どの部署も育児に対して否定的な職制などはおらず、仕事と育児の両立に対して理解し、サポートいただけている風土があると思っていますので、その結果、通常の「くるみん」よりも遥かに認定基準が厳しい「プラチナくるみん」の認定を受けることができたことは、大変素晴らしいことだと思います。

子育てに関わる社員がよりイキイキと働くために、何が必要だとお考えでしょうか。

仕事中の様子

個々の子育ての家庭環境や、子育てに対する考え方も異なる現代においては、まずは社員の多様な価値観を尊重し、理解し受け入れる体制が必要だと思います。昨今は企業の男性育児休業取得促進や、「イクボス」に対する取り組みが注目され、男女共に育児しやすい、働きやすい会社こそが社員の定着につながります。
既存の在宅勤務やフレックス勤務の利用促進はもちろんのこと、会社との話し合いにはなりますが時間単位の有休制度やスーパーフレックス制度など新たな制度の導入や、業務の属人化をやめるなど、誰もが気兼ねなく制度を利用できるよう、トップからのメッセージなどで会社全体での意識改善の取り組みが必要になると思います。

女性の活躍やキャリア構築について、感じていることや今後取り組みたいことがあれば教えてください。

(自分が言える立場ではないのですが)現在、女性社員のキャリア形成に係る研修運営に関わるようになって強く感じているのは、キャリア構築の考え方は人それぞれであり、「こうあるべき」という型にはめる必要はないということです。人それぞれ置かれている立場や環境は異なりますし、特に女性はライフステージの変化によって将来のキャリアに対する考え方もどんどん変わるため、キャリアに対し他人と比較したりせずに、まずは自分が人生において実現したいことや大切にしたいことを念頭に、その実現のために自分が働く意義を見つけるのでも良いと思います。
OTBは女性社員の方が男性社員よりも平均勤続年数が長いことから、様々な経験を経てキャリアを構築している社員や、出産を経て職場復帰し仕事と育児を両立している社員など多くの女性社員が活躍できているのは、魅力ある仕事と働きやすい風土があるからではないでしょうか。
今後も多くの女性社員がそれぞれの価値観を大切にしながらも、より主体的に自信を持ってイキイキと活躍できるよう、微力ながらも制度の見直しや職場環境の改善などで会社がサポートできることがあれば幸いです。
日常生活において自分自身を振り返る機会はなかなか訪れないと思いますが、これまで得てきた経験や知識などは間違いなく自分の強みとして仕事上で発揮できていることだと思います。また、自分では気づいていないことでも、他人が見ていたり気づいていたりすることは多いので、今後も研修などを通じて女性社員同士がお互いのことを話せる交流の場を作り、自分自身の強みや役割などを認識できる機会を作っていきたいと思います。

最後に。リフレッシュのために大事にしている趣味や時間があれば教えてください。

スタジアム前の家族3人の様子

地元のJリーグサッカークラブの(熱狂的)サポーターで、出産・育児のためスタジアム通いは一時休止していたものの、昨年くらいから子供を連れての観戦を再開し、徐々に子供を洗脳し始めているところです(笑)
ホームゲームはもちろんですが、アウェイゲーム参戦を兼ねての旅行は、滞在時間こそ短いものの観光や各地の名産品を食べるなどの楽しみがありますので、今年はどこかでアウェイゲームにも参戦したいと思います。

オリンパス テルモ バイオマテリアルは子育てサポート企業として「くるみん」「プラチナくるみん」を取得しております
「くるみん」「プラチナくるみん」認定取得