社長メッセージ

「医希生輝」
医希生輝、イキイキ ―「医療に希望と生命に輝きを!」

企業理念である「医希生輝(いきいき)」は、「医療に希望と生命に輝きを」という願いから生まれました。

生体が本来持っている治癒力を引き出すことで、生体組織をいきいきと蘇らせる再生医療を通じて、病気やけがに苦しむ患者さまが健康で“イキイキ”した生活を送れるようにすることが私たちの使命です。

当社は、1999年にβ-TCP(ベータリン酸三カルシウム)を成分とする人工骨を発売したオリンパスグループのバイオマテリアル事業として2004年に当該事業と再生医療の研究を目的にオリンパス株式会社の100%子会社として設立された「オリンパスバイオマテリアル株式会社」が前身です。

2005年には、ハイドロキシアパタイトを主成分とする人工骨の事業を住友大阪セメント株式会社と住友製薬株式会社から譲り受け、人工骨のラインアップを拡充しました。

また、2007年4月には、テルモ株式会社のコラーゲン事業を統合し、バイオマテリアルの開発領域を広げました。

2014年12月からは膝の関節温存治療のための専用のチタン合金製インプラントと人工骨を開発・販売開始し、現在当社の中核事業となっております。

関節温存治療は、患者様自身の関節を人工物に置き換えなくとも、痛みを軽減し、再び活動的な日常を送って頂くことを目指す治療です。

当社は当治療発展のために、患者様の骨形態に適合した製品の研究・開発を行うとともに、安全で有効な手術が行える教育プログラムの提供や研究会などの活動にも力を入れております。

2023年7月には、コラーゲン事業を譲渡し、中核事業である関節温存治療と脊椎治療を中心とした整形外科事業へリソースを一層注力することで更なる価値向上に取り組んでおります。

当社が持つセラミック、金属などバイオマテリアル製品を組み合わせることで、骨、軟骨など生体組織の再生医療を早期に実現し、当社の製品を通じてより多くの人々に「医希生輝(いきいき)」をお届けできるよう取り組んで参ります。

2023年9月

代表取締役社長 石川 学