人事総務部
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定年後再雇用を受け入れた理由を教えてください。その際、不安や迷いなどはありませんでしたか。
定年後再雇用を受け入れた理由はただ一つ、この会社にはまだ、自分がやるべきことや、やりたいことが残っており、それらの担当を通じて自分がまだ成長できるはず、と確信したからです。補足しますと、私は以前から生涯現役でいたいという強い目標がありますが、この生涯現役は、ただ働き続けることでなく、最後まで自分で自立して生きることです。そのために、まず自分の心と体を頑丈に維持し、自身の能力を高め続けることで、最後まで自分で自分の面倒を見たい、そして社会を支える側でいたい、ということです。この考えはかなり以前から一貫して持っていますので、不安や迷いというよりは、今後の己の生き方に対する新たな誓いや祈りの方が強かったと思います。
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定年後再雇用後、考え方に変化はありましたか。
私自身は更に挑戦して成長していきたいので、従来までの通常業務や立上げ後に安定運用に移行した業務については、できるだけオペレーション業務的に回せるように常に業務継承を考えています。この点は、考え方の変化として、確かに明確にあります。他、エピソードと言えるかどうかは分かりませんが、常日頃から、「私がいついなくなってもいいように」という言葉を口癖のように話しています。なお、口癖には自己暗示という効果もあるようです。
今振り返って、定年前に経験して良かったと思うことは何ですか。
これまでのキャリアで海外事業との関りも長かったため、長らく英語や中国語などの外国語を使って仕事をしてきました。この経験はこれからも活かしていきたいと思っていますが、その点で、できれば新たな外国語を他に一つか二つ、マスターしておけば更に可能性が広がっただろうな、という思いはあります。他、エピソードと言えるかどうか分かりませんが、海外事業の中で深く担当したのは、新規事業の見直しや撤退、要は後始末的な仕事です。これまでのキャリアで、こういう仕事がよく回ってくるのは不思議ですが、性格的に何事でも、散らかっているとか、問題が手つかずの状態を見ていることができず、つい手を出してしまう傾向があります。この背景には、深く考えずに安易に手を出して後で自分が苦しむという習慣があるようですので、これらの反省は少しあります。
今後のキャリアについて教えてください。
先ほどお話した生涯現役という人生目標の下、新事業の見直しや法務・コンプライアンスで培った考え方を活かして、社会課題を解決する新たな活動を始めたいと考えています。現代は世界的にも力による現状変更などがまかり通るようになっていますが、更に高い倫理感を堅持して、社会課題の改善や解決に貢献したいです。
最後に人生の先輩として、ひと言アドバイスをお願いします。
アドバイスというものはありませんが、自分に言い聞かせる言葉として、今までのキャリアや経験にとらわれすぎずに、自分の新たな可能性を信じて、それを常に追い求めていきたいです。今までの経験を振り返ると、誰にとっても、自分がまだ気付いていない適性や成長の可能性が数多くあると思います。そこで、少しでも興味があるのならば、まずは飛び込んでみたい。その際、失敗を避けたいとか損をしたくないとかは極力考えないようにしています。それを考えていたら新しいことは何もできませんし、そうして動かないうちに年をとって人生は終わってしまいます。人生は一回きりで、自分の人生ですから、最後まで新たな可能性を信じて挑戦し続けたいと思っています。